不育症のおかげで色々気がつくこともある。悲しいことばかりじゃない、毎日を楽しく過ごしたい♪オクの雑記。*注子宝に恵まれるこの木村さん画像は「赤ちゃんを作ろう!」さんから頂きました。


by okumakoda
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不育症とはなんぞや。

不育症。

「不妊症、はなんとなく聞いたことがあるかもしれませんが、
不育症という言葉は聞いたことありません、何ですか、それ。」

私も去年10月まではそうでした。

不妊症とは、子供がお腹にやどりにくい「要因」がある、という病です。
人によってその「要因」は異なります。

そして不育症とは、子供がお腹に宿っても、出産するまで
お腹の中で育ててあげる事ができない「要因」がある、という病なのです。
(同じく人によって「要因」は異なります)

私は2003年7月に流産し、
2004年10月に再び流産しました。

TVでは芸能人ができちゃった結婚しまくっているし、
高校生以下の女性の50%が子供をおろした経験がある、という恐ろしい世の中。

まさか自分が子供を自然流産するなんて、
思いもよらないことでした。

2度目の流産を経験したあと、
「お医者様は『2回目の流産までは自然淘汰の可能性が高いですから。
検査しなくても大丈夫ですよ』とおっしゃるけれど、
もう二度とあんな思いはしたくない」
と、図書館で流産に関しての文献をよみあさったときに
めぐりあったのが、この「不育症」という言葉でした。

①不育症という病気にかかっている人が少ないことから、
専門外来がある病院はまれ。
②いまだ研究段階のため、お医者様によって検査内容が異なる病らしい。

ということがわかったので、
とにかくもう(年齢的なこともありますし)早く最良の検査をして
治療をして子供を生みたかった私は
インターネットで情報を検索して入念な下調べを行いました。
結果、関東では「東海大学付属病院不育症外来」の杉先生という方が
有名らしい、ということで
自宅から2時間半かけて通院。
12月から通い始めて
検査結果が今年の2月にでたのですが、私の不育症要因は、
「子宮の血のめぐりが悪いために、子供がお腹のなかで育つ事が出来ない」
という、不育症の中では最もポピュラーな要因でした。

杉先生から提案された治療方針は、
①妊娠にトライし、高温期に入って一週間目ぐらいから
バファリン(頭痛薬ではありません、血の流れをよくする薬です)を
妊娠しているかかわからなくても服用。
②妊娠したらヘパリンという注射もあわせて打つ。
これで9割の方が出産に成功しているそうです。
私もこの治療方針でお願いすることになりました。

でも、薬で赤ちゃんを産めるようにするのではなく、
できればできるだけ健康体な「赤ちゃんを産みやすい」体で
元気な赤ちゃんを出産したい、と思った私は
漢方にも挑戦することに。

またもネットで検索し、銀座にある「玄和堂診療所」に
初診申し込みの往復はがきをだしたところ、
返事は「3ヶ月待ちです」
(ここは不妊症対策で有名な漢方診療所なので…)
じりじり待って、2月にようやっと診察を受けることができました。

元気な大先生に診断してもらい、
「女性は42歳まで(子供を)産める。大丈夫、まだまだ大丈夫!」
と言われてほっと一安心。

しかし。
大先生によると、私のお腹はやはり「つっぱって固い流産腹」だそうで、
「治すのに3年はかかる」とのこと。
診察の後に漢方について説明してくれた若先生からも、
「もう少し妊娠に挑戦するのは待ってみたら」と
すすめられてがっかり…。

おまけに私は、実は「パニック障害」という病にもかかっており、
流産後に病状が悪化したために
薬を服用しているので
「その薬をやめてからのがいいんじゃない?」
と旦那にも言われてWがっかり。

実はこの「パニック障害」のために服用している薬、
曲者でして。
服用を突然辞めると副作用でめまいなどが起こる場合がある薬なのです。
そして私は見事に副作用が発生し、
少しずつ服用量を減らしていかなければやめられないため、
やめるのに時間がかかるのでした…。

まあ、今更焦っても仕方がないのですが。
なぜかそう何度自分に言い聞かせても
気持ちが落ち着かないのです。
その気持ちは、可愛い赤ちゃんを街角でみかけるたびに
ぎゃーぎゃー私の中で暴れだします。
可愛い赤ちゃん。
私が育ててあげることができなかった
二人の赤ちゃんも、産まれていればあれくらいの年に、
と思うたびに眼の奥がじんじんするのです。

そしてもうひとつ。
赤ちゃんを欲しがっている旦那をみるたびに、
「もし、私が赤ちゃんを産めなかったら、
それでもこの人は私の傍にいてくれるのかしら」
と胸がきりきりします。

焦る気持ちは、どうやらこのふたつから
うまれてきているようで、
今のところどうしようもできません。

ちなみに。

「もし、私が赤ちゃんを産めなくても
今までと同じように
私の傍にいてくれる?」

……怖くて一度も聞けた事がありません。
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by okumakoda | 2005-03-30 16:26 | 不育症